低濃度アトロピン点眼液発売前の臨床試験において、点眼を行わない場合に比べて、小児の屈折値の進行や、眼軸長の伸びを抑制することが確認されました。
本治療の目的は、低濃度アトロピン点眼液を点眼することで、小児の近視進行を抑制することです。
したがいまして、完全に近視の進行を止めることや視力を回復させるものではありませんので、その点をご理解ください。
本治療を行った場合でも、近視の程度に応じて眼鏡等での視力矯正が別途必要となります。
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低濃度アトロピン点眼液による治療は自由診療(公的医療保険の対象外)です。検査・薬剤費用は全て自由診療となります。投与中、低濃度アトロピン点眼液が原因と考えられる副作用について治療が必要になった場合も、すべて自由診療となります。
初回は治療開始前で保険診療です。近視の度数や目の疾患の有無等を検査し、適応と治療内容等についてご説明いたします。マイナンバーカードか資格確認書と医療証をお持ちください。
後日の点眼薬処方時(治療開始時)より自由診療となります。
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(1)治療に用いる薬剤:低濃度アトロピン点眼液 (リジュセアミニ点眼液0.025%)
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検査後、適応と判断されれば治療開始となります。副作用等がなく、治療継続に問題なければ、定期的に効果をモニタリングします。
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治療スケジュール |
費用(税込) |
点眼処方1回目 |
診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(4380円/1箱30本)
合計金額 7,680円
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点眼処方2回目
(初回から1か月後)
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診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(13,140円/3箱90本)
合計金額 16,440円
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点眼処方3回目
(初回から4か月後)
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診察・検査費用(3,300円)+点眼薬費用(13,140円/3箱90本)
合計金額 16,440円
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主な副作用として、羞明(まぶしく感じる)、霧視(かすんで見える)があります。
他に、視力障害、頭痛 、眼瞼湿疹が起こることが報告されています。
また、治療を途中で中止すると、近視が急激に進行する可能性があります。
これらの症状、その他にも何らかの異常が現れた場合には、直ちに医師にご相談ください。
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ご不明な点がございましたら下記までご連絡ください。
大島眼科医院 TEL 03-3261-4132
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